放課後デイの集客

放課後デイの集客は容易ではありません。

私たちのクライアントには、こちらから提示するすべてのことを行ってもらうようにしていますが、さして多くのことができるわけでないという問題に直面します。

セミナーで、放課後デイとして、
一般的にできる(誰でもできる)集客のメニューを示すと、
結構いろんなことができるように思われるようですが、
真面目にやれば、あっという間に、できることが底をついてしまいます。

 

あいさつ回りも、
申請後と認可後には行くことができますが、
紹介がないからと、3回目の訪問をするのは簡単ではありません。

ニュースリリースも、最初に取り上げてもらえなければ、同じ内容で二度目を行うのは無理です。

広告は可能ですが、どのような媒体を使い、どのように行うべきかは、予算の制約との相談になります。
予算が残っていなければ、そこで終わりにせざるを得ません。

 

放課後デイにとって、
私が考える最も有効な利用者募集のための手段は、
WEBの活用です。

ホームページは、

24時間365日稼働します。

見たい時に利用者(保護者)が、
自由にアクセスすることができます。

アクセスするのも簡単なら、
ページを離れることに罪悪感を感じる必要もありません。
(お店だと、出にくいってことがありますよね)

 

ただ、問題は、

インターネットを集客の媒体として活用するためには、
あなたの放課後デイのホームページが存在するだけでなく、
そこに利用者募集(集客)のための仕掛けがなされている必要があります。

ホームページは作ったけれど...
ということが起きないように、
集客の出来るホームページを作る必要があるということです。

 

ホームページの作成業者に依頼すれば事足りると考えていらっしゃる経営者がほとんどですが、彼らは、”作る”のが仕事であって、”集める”のが仕事ではありません。

 

多くの放課後デイの経営者にとって、
ホームページの作成は必ずしも容易ではありません。

しかし、

集客は事業の要です。

最も大切なところを、
仕組みも分からず丸投げするのは、NGです!

放課後デイの利用者の募集活動

放課後等デイサービスの開業を検討しているという方から、
児童発達支援管理責任者の採用と同様に多い質問が、
利用者の募集に関することです。

事業として放課後デイを選択するべきかどうかを
判断するための重要な判ポイントだということは分かりますが、

残念ながら、
奇手妙手はありません。

居酒屋でも、
スーパーでも、
企業の顧客開拓でも、

あらゆる手段を駆使して、
費用をかけて、
お客を集めています。

放課後デイだけが、
利用者(お客)集めに、
「ウマイ手」があるなんてことはありません。

ですから、

私どものクライアントにも、
あらゆることを並行してやってもらうようにしています。

クライアントには、
「これだけやっておけば大丈夫ということはない。」
とお話ししています。

どのチャネルから見込み客が来てくれているかというデータを開示して、
全てを並行してやらなければならないということを理解してもらい、

募集活動を実施してもらえるように働きかけることが、
私たちにできることです。

今のところ、
クライアントで、
利用者が集まらず立ち行かなくなった放課後デイはありません。

児童発達支援管理責任者の募集と同様、
これから先もずっと大丈夫だと保証できるほどの確信はありません。
(あるほうがおかしいです。)

しかし、

利用者の募集活動として、
何をやらなければならないかということは分かっています。

福祉事業のマーケティング2

福祉事業においても、
マーケティングは必要です。

マーケティングとは、
見込み客を集めることです。

見込み客とは、
福祉の事業の場合は、

具体的には、

・問い合わせをしてこられる方
・来訪される方(見学される方)

ということになります。

最終的な契約数を獲得するためになすべきことは、

・「見込み客」を増やす。

・「契約率」(見込み客の数を契約に至った客数で割って算出)を上げる。

のいずれかあるいは両方です。

例をあげると…

100人の見込み客を集め、
5分の契約率の場合、
契約者は5名となります。

10人の見込み客を集め、
5割の契約率だと、
契約者数は5名です。

同じ結果ですが、

前者ではマーケティング力
後者では営業力

が発揮されたということになります。

福祉事業であっても、
契約率だけで、
見込み客を増やさなければ、
契約者数を伸ばすのは、
困難になってきます。

見込み客を獲得する
すなわち、
マーケティングの重要性が、
しっかり認識されなければなりません。

福祉事業のマーケティング1

福祉事業の場合、
マーケティングはどのように捉えられているでしょうか。

そもそも、
マーケティング
って、

何??

 

マーケティングには、
様々な定義があるように思われますが、
ここでは、

「お客を集める(集客する)こと」

とします。

 

「集客して」=マーケティング

「販売する(契約する)」=営業

 

というステップに分けて考えるときの、
前半の「集客する」段階のことです。

正確には、
買ってくれそうなお客・契約してくれそうなお客
すなわち、
「見込み客を集める」ということです。

 

見込み客の中から、
本当に購入するお客が出てくるわけですから、
売る(契約する)ためのステップとして、
「見込み客を集める」わけです。

 

ですから、

福祉の事業の場合でも、

当然、

「集客」

というステップは存在します。

 

集客(見込み客を集める)なくして、
契約を獲得することはできないからです。

 

結果として、
契約を獲得することが目的です。

そのために注力するステップを明確にしなければなりません。

このあたりのことを、
次回、もう少し詳しくお話しします。