福祉事業のマーケティング2

福祉事業においても、
マーケティングは必要です。

マーケティングとは、
見込み客を集めることです。

見込み客とは、
福祉の事業の場合は、

具体的には、

・問い合わせをしてこられる方
・来訪される方(見学される方)

ということになります。

最終的な契約数を獲得するためになすべきことは、

・「見込み客」を増やす。

・「契約率」(見込み客の数を契約に至った客数で割って算出)を上げる。

のいずれかあるいは両方です。

例をあげると…

100人の見込み客を集め、
5分の契約率の場合、
契約者は5名となります。

10人の見込み客を集め、
5割の契約率だと、
契約者数は5名です。

同じ結果ですが、

前者ではマーケティング力
後者では営業力

が発揮されたということになります。

福祉事業であっても、
契約率だけで、
見込み客を増やさなければ、
契約者数を伸ばすのは、
困難になってきます。

見込み客を獲得する
すなわち、
マーケティングの重要性が、
しっかり認識されなければなりません。

福祉事業のマーケティング1

福祉事業の場合、
マーケティングはどのように捉えられているでしょうか。

そもそも、
マーケティング
って、

何??

 

マーケティングには、
様々な定義があるように思われますが、
ここでは、

「お客を集める(集客する)こと」

とします。

 

「集客して」=マーケティング

「販売する(契約する)」=営業

 

というステップに分けて考えるときの、
前半の「集客する」段階のことです。

正確には、
買ってくれそうなお客・契約してくれそうなお客
すなわち、
「見込み客を集める」ということです。

 

見込み客の中から、
本当に購入するお客が出てくるわけですから、
売る(契約する)ためのステップとして、
「見込み客を集める」わけです。

 

ですから、

福祉の事業の場合でも、

当然、

「集客」

というステップは存在します。

 

集客(見込み客を集める)なくして、
契約を獲得することはできないからです。

 

結果として、
契約を獲得することが目的です。

そのために注力するステップを明確にしなければなりません。

このあたりのことを、
次回、もう少し詳しくお話しします。

放課後等デイサービスの開業

放課後等デイサービスは、
全国的には、
まだまだ量的(施設数)に充足している状況ではありません。

しかしながら、
一部の地域では、
相当の数の施設が存在するのも事実です。

どこで施設数が飽和するのかわかりませんが、
数の多い地域でも、
放課後等デイサービスの倒産や廃業が相次いでいるという話は聞いていません。

施設数が多くなってきたため、
放課後等デイの開業に二の足を踏む事業者もいるように聞くことがあります。

新規事業であれ、
起業であれ、
競合が少なく楽に利用者を集めることができる状況で開業したいと願うものかもしれません。

しかしながら、放課後等デイサービスは、
事業者に都合のよい仕組みとして、
存在しているわけではありません。

それは、
行政が行う福祉の一端を担うサービスです。

放課後デイとして、
「選ばれる」施設を運営する意思とそれを実現できる根拠がなければ、
開業するに値しないことは、
他の事業と何ら変わりません。

放課後等デイサービスだけが、
無競争で工夫なく開業しても何とかなる発想は、
放課後等デイサービスを求める人たちと、
その制度そのものに対する背信ではないでしょうか。