保護者の放課後デイに対する期待は、
複数のものがりますが、
子どもたちの状況が改善することに対する期待は、
最も大きなものだと思います。
それに応えるために、
児童発達支援管理責任者は、
お子さんごとに、支援計画を作成しレビューします。
これが、高齢者に対する介護の場合と、最大の相違点ではないでしょうか。
むろん、放課後デイに対する役割期待には、介護と同様にレスパイトもあります。
また、高齢者の場合にも、状況の改善を望まないわけではありません。
しかし、お子さんの場合とお年寄りの場合では、期待の度合いが異なります。
その保護者の放課後デイに対する役割期待に応えられなければ、
「選ばれる」放課後デイとはなりえません。
そのために必要なことを、
放課後デイとして準備できているでしょうか?
あなたの施設は、
あなたがこれからつくろうとしている施設は、
どんな準備をしていますか?
「日々放課後デイで行うこと・療育のメニュー(プログラム)には、どんなものがありますか?」
というご質問を頂くことがあります。
様々なものを提供していますし、
メニューだけをコピーしても本質が伝わらないので、
基本的な考え方だけお伝えします。
それは、
個々の療育プログラム・メニューに目的を設定し、到達度の測定をきちんと行うことです。
子どもたちは遊びの中で成長していきます。
楽しむことで、集中して取り組むことができますし、
取り組むからこそ、コミュニケーションを体験することもできます。
遊びの中で多くのことを学んでいきますが、
そこに支援計画に沿った目的が設定されているからこそ、
子どもたちの成長を後押しすることが可能になるのです。
保護者のお子さんの成長に対する期待に応えることで、
初めて、「選ばれる」放課後デイとなることができます