放課後等デイサービスは、
福祉分野の事業ですが、
福祉分野の事業だからといって、
事業の基本が、他の分野の事業となんら変わるわけではありません。
放課後デイの設置の状況は地域によりかなり差があります。
すでに十分な数の放課後デイが存在する地域でも、
今は児童デイや放課後等デイサービスの過疎の地域であっても、
放課後デイを事業として検討する場合に、
「選ばれる」放課後デイをつくることを考えなければならないことは当然のことです。
保護者は、
お子さんのために放課後等デイサービスを選択されます。
自分のためであれば、
妥協されることもあるかもしれませんが、
お子さんのための放課後等デイサービスを選ぶときに、
妥協されることはありません。
その眼鏡に適うものでなければ、
やがて選択されない施設となってしまいます。
放課後デイの事業では、
基本的に「価格差」は生まれません。
料金で勝負するというような事業ではありえないのです。
つまり、
質的に「選ばれる」放課後デイをつくることができない以上、
やがて淘汰されることになります。
どうすれば、
「選ばれる」放課後デイとなることができるのか…
意外に考えられていない気がするのですが、
間違いなく、
放課後デイの事業化を検討する上での、
最大の課題です。